身体は資本という言葉があるほどに
現代では誰もが健康になりたいと願っています。

そんな健康を目指す上で重要になる身体の正解
あなたは持っていますか?

健康になれる薬や健康になるためのトレーニングなどは
多数見かけられますが本当に正しいのか?に
言及している物は実はあまり見かけられません

どれも身体の正解ではなく
感覚的に気持ちいいか、効いている気がするか、
曖昧な基準で形成されています。

身体の正解とはつまり
物理的な正解のことです。

物理的に正しいかどうか

例えば工場で自動車を作ろうとして
エンジン、車体、タイヤなど様々な部品を
なんとなくで選んで組み立てた車が
上手く機能するはずがありません。

上手く機能させるのであれば
設計の時点から明確に部品のサイズ、
何をどこに組み合わせるかなどを決めて
狂い無く組み立てていく必要があります。

人間の身体も同じで、
頭が前に出ていれば物理的に
背中は曲がるし、アゴは突き出すし、
目線は上に上がります。

但し、車と違って身体は反射や反応を繰り返します。
背中が曲がると腰を前に突き出します。
腰を前に突き出すと膝を曲げなければ立てません。

そんな反応を繰り返すことで、
身体は物理的な正解を見つけ出します。

つまり身体が最も意図していることは
重力下で物理的に移動ができるということ。

重力下で移動する

もし止まったままで全く動かずに生きていくのなら
手も足も必要ありません。

この際、テクノロジーや文明の発展に関することは抜きにして
人間の本質を語るのなら人間の本質は移動にあります。
現代の生活に慣れてしまって忘れますが、
移動できなければ本来食事も排泄も生殖も
安全に行うことができません。

食事に関しては狩猟を行うことができなければ
餓死するのが生物です。

移動できない=急速に死へ向かうというのが
生物としての宿命です。

となると見えてくるのは身体の正解よりも先の
健康の正解です。

歩行できるかどうか

健康の正解とはつまり
歩行できているかどうかです。

最も効率よく移動できる方法が歩くことです。
ウォーキングを物理的に解析すればするほど
人間の身体は効率良く歩くために構成されています。

例えば、何気なく振り出している足も
前→後→前→後の単純な前後運動ではなく
外前→内前→内後→外後→外前と円運動をしています。

それも単純な円運動ではなく
支点を上に持った外縁と、
支点を下に持った内縁で構成されている
非常に美しい歩き方で機能しています。

正常な歩行を理解することができれば
そうでない歩行を見つけるのは簡単です。

歩く姿を見ていれば骨盤の状態が
反映されているのがわかります。

とまぁ、熱くなってここまでお話ししましたが
この内容を理解しているのはプロだけで十分です。

患者さんには身体の正解=歩くこと
ということが伝わっていれば何よりです。

以上です!
それでは~