山本さん(仮名)は朝起きると
首に強い痛みを感じました。

「痛っ…」

だけど仕事があるので、
首の痛みを気にしながらも
職場に向かいました。

職場で部下に仕事の説明をしていると
横を向くことすらツラくなって
説明も丁寧にできなくなってきました。

「こんなに痛くなるのは普通なのか…?」

不安になった山本さんは
翌日の出勤を遅出に変更してもらい
整形外科で診てもらいました。

レントゲンを撮り、
診察してもらい、
骨に異常はないですねと
飲み薬と湿布をもらい出勤しました。

「…まだ痛いな…」

薬を使ってからは少し楽になったけど
まだまだ痛みがあって
こんな状態じゃ抱えてる仕事にも
集中できないよ…

山本さんのような経験をされたことがあるのは
1人や2人ではありません。

実際、当院で施術させていただく患者さんも
山本さんのようにレントゲンを撮って薬をもらっても
痛みが消えず悩んでおられる症例が多くあります。

なぜ寝違えが長引くのか?

山本さんのように寝違えが
長引いてしまう理由は1つです。

それは・・・

首の骨がズレているから

です。

…え?
でも病院では骨に
異常はないって言われましたって?

そこが勘違いしてしまうポイントです。

レントゲンには写らない骨のズレ

レントゲンは、
骨に対して放射線を照射して
骨のカタチを写す優れた機具です。

骨折や脱臼などの
明確な骨の異常を見るには
うってつけです。

しかし、山本さん場合は
骨が折れている骨折や
関節が抜けている脱臼などの
明確な骨の異常は無かったため
病院では異常がないと診断されました。

実は、寝違えを長引かせる原因は
レントゲンには写らない程の
僅かな首の骨のズレなのです。

首の骨がズレるってなに?

骨がズレるという言葉に違和感を
感じるかもしれませんが、骨はズレます。

正確には、関節がズレます。

首の骨だけでなく、
身体のあらゆる部分は複数の骨を
組み合わせてできており
絶妙なバランスで立ち上がっています。

その中で飛んだり跳ねたりしているので
関節の僅かなズレは問題になりません。

基本的には…ね…

そう、レントゲンでは確認できないくらいの
僅かな関節のズレでも、
問題になる時があります。
それが山本さんのような
長引く寝違えを起こしている原因です。

なぜ関節がズレると寝違えを起こすのか

そもそも関節は、
身体を1つの大きな骨ではなく
200を超える細かな骨をつなぐことで
複雑な動きを可能にできるという身体の工夫です。

関節がなければ僕たちは
歩くことも動くこともできません。

つまり、関節がただの骨と骨のすき間ではなく
骨をスムーズに動かせるようにするすき間として
機能しているからこそ自由に身体を動かせます。

ですが、レントゲンに写ろうが写らなかろうが、
身体を自由に動かせなくなる位置に
関節がズレてしまうと、

骨がスムーズに動かせなくなり、
無理に動かそうとすると痛みを感じ、
そのズレが寝ている間にできていれば、
寝違えの完成です。←NEW!

とはいえ、この関節のズレを
修正せずに放置していても
勝手に整えられることもあります。

なので、山本さんもおそらく
1週間もすれば普通の生活に戻るでしょう。

え?1週間も待ってられない?
じゃあ原因を取り除いてあげればいいんです。

関節を整えるんですよ

どうやって?

あ、下のWeb予約からどうぞ。
当院ではマッサージは一切無しで
関節だけを狙って整えることで
患者さんにご満足いただけています。

では今回は以上です。

稀に施術後に首は動くようになったけど
寝違えの痛みが消えていないことがあります。

その場合は大抵が
炎症の残りなので
おうちでアイシングして熱を取ることに
ご協力いただきますようよろしくお願いします。

院長 湊